さらば、ゴスペル

This entry was posted on 4月 11 2005

韓国サクライに、待望の転生職追加スキルがきました。パラディンにも一つ追加されており、まずはその詳細から。以前から言われていた通り、追加スキルは「シールドチェイン」。例によって、OWM RAGNAROKよりの転載です。

シールドチェイン

  • タイプ:アクティブスキル[スキル5]
  • 対象:敵1人
  • 内容:盾を使用して敵を5連打する。キャラクターの命中率に影響を受けて、盾の精錬度および重さによる追加ダメージが存在する。最終ダメージは、一般ダメージ公式と共に防御力公式を適用する。スキルレベルにより消費SPが増加する。
  • 射程距離:1
  • 攻撃タイプ:無属性 近距離物理攻撃
  • キャスティング:1秒
  • 後ディレイ:2秒
  • その他:盾を装着している時だけ使用可能
  • 条件:シールドブーメランスキル5以上
スキルレベル 1 2 3 4 5
ダメージ増加率 30% 60% 90% 120% 150%
命中率補正 +30 +25 +20 +15 +10
連打回数 5回
消費SP 28 31 34 37 40

さようなら、ゴスペル。私は盾の道に生きることに決めました。AGIサクリ型である私にとってはシールドチェインの方が取得しやすく、またコンセプトにも合っています。こちらを取ってしまうと、ゴスペルはさすがに無理です。
ぱっと見た印象は「劣化Sピアース?」でしょう。詠唱1秒、ディレイ2秒、単体に5連打で装備重量に依存と、明らかにSピアースを意識した設定になっていますし、私もそう思いました。LV5のダメージ増加率150%ということはダメージ倍率250%。ダメージ倍率でSピアースの実質280%に劣り、射程もSピアース4に対して1、消費SPも30に対して40、しかも敵の防御力公式を適用。はっきり言って、この数値だけを見れば、sピアースと比較して良いところが全くありません。某BBSなどでの反応も散々なものです。
……が。
このスキルは、明らかにSピアースとは別物です。強制無属性、盾重量適用、防御公式適用、ダメージ倍率、前提条件などを見れば、このスキルの本体(威力計算)がシールドブーメランである可能性は極めて高いと思われます。実際は「劣化Sピアース」ではなく「Sピアースのフリをしたシールドブーメラン近接5連打」がおそらく正解。
では「シールドチェイン=シールドブーメラン*5」であると仮定して。どの程度の威力なのかROratorioで計算してみます。

サンプル
  • 私の目標値をサンプルとし、時計塔3Fを想定。
  • STR90、DEX50、剣修練10のパラディン
  • 武器:+7トリプルビホルダーサーベル
  • 盾:+7シールド
  • シールドブーメランLv5で攻撃!
対アラーム(HP10647)
  • 最小与ダメ 832 * 5 =4160
  • 平均与ダメ 848 * 5 =4240
  • 最大与ダメ 864 * 5 =4320

かなりいい数字が出てはいますが、キャスト1秒、ディレイ2秒という数字を考えれば同じ時間でバッシュ数発叩きこむことが出来ます。多少燃費はいいものの、これでは貴重なパラスキルポイントを割くほどの優位性があるとは言えません。では、このスキルはどういった場合に真価を発揮するのか。仮に、条件などと共にSピアースと同じ仕様であるとすれば、LAを貰った場合に大ダメージを叩き出すのが本領であるということになります。ロードナイトのSピアースもプリのLAがあってこそ生きるスキルであって、ソロではそれほど使い勝手のいいスキルではありません。それを念頭に置いた上で、次の数字を見てください。

対アラーム(HP10647、プロボック10)
  • 最小与ダメ 1130 * 5 =5650
  • 平均与ダメ 1138 * 5 =5690
  • 最大与ダメ 1146 * 5 =5820
対ライドワード(HP11638)
  • 最小与ダメ 1248 * 5 =6240
  • 平均与ダメ 1248 * 5 =6240
  • 最大与ダメ 1248 * 5 =6240

さてさて、ダメージにご注目。プロボックが入った場合の最小ダメージは5650。LAがあればアラーム一撃確殺です。ライドワードに至っては素LAで一撃確殺。これを、ごく普通の特化武器に装備でやってのけます。STR90はAGIVIT問わず殴る型なら容易に達成可能なラインですし、LAを考慮しているのですから、ブレスなどの支援も考慮に入れることができます。ちなみに、STR115ほどになるか、STR100↑でペコ卵4枚挿しブレイドにするかすると、プロボなしでもLA一撃確殺までもっていくことができます。
今度は、防御力計算が入ることから、あまり相性のよくないと思われる亀シリーズを見てみます。

サンプル
  • 私の目標値をサンプルとし、亀島1Fを想定。
  • STR90、DEX50、剣修練10のパラディン
  • 武器:+7トリプルクレーマロウスサーベル
  • 盾:+7シールド
  • シールドブーメランLv5で攻撃!
対バーメットタートル(HP8228)
  • 最小与ダメ 460 * 5 =2300
  • 平均与ダメ 476 * 5 =2380
  • 最大与ダメ 492 * 5 =2460
対フリーズタートル(HP8636)
  • 最小与ダメ 362 * 5 =1810
  • 平均与ダメ 370 * 5 =1850
  • 最大与ダメ 374 * 5 =1870
対ソリッドタートル(HP12099)
  • 最小与ダメ 183 * =915
  • 平均与ダメ 215 * =1075
  • 最大与ダメ 243 * =1215

さすがに堅牢を誇る亀シリーズ、一筋縄ではいきません。やはり剣士系の特権「プロボック」を発動です。

対バーメットタートル(HP8228、プロボック10)
  • 最小与ダメ 964 * 5 =4820
  • 平均与ダメ 972 * 5 =4860
  • 最大与ダメ 980 * 5 =4900
対フリーズタートル(HP8636、プロボック10)
  • 最小与ダメ 922 * 5 =4610
  • 平均与ダメ 926 * 5 =4630
  • 最大与ダメ 926 * 5 =4630
対ソリッドタートル(HP12099、プロボック10)
  • 最小与ダメ 841 * 5 =4205
  • 平均与ダメ 853 * 5 =4265
  • 最大与ダメ 865 * 5 =4325

というわけで、亀もLA一撃確殺です。さすがにソリッドは硬すぎて2発入れないと無理ですが。Sピアースの消費SP30に対してシールドチェイン+プロボックでSP53と燃費では大幅に劣るものの、そこは元々SP係数に優れるパラディン、INTに若干振ればフォローが可能です。亀一撃確殺で延々狩るとどのくらいのExp効率が出るかというのは、某INTロードナイト氏のSピアース狩りの成果などを見ていただければ。パラディンでシールドチェインを用いてこの狩り方をしようと思えば、高いSTRとそこそこのINTが必要になります。要素を持ち合わせ、なおかつシールドチェインを取得できるタイプといえば……そう、VIT片手(盾)型です。これまではその決定力の無さから、Gvでは重要戦力であるにも関わらず育成は茨の道と言われれていたタイプですが、転生後は世界が変わるかもしれません。
某BBSなどでの低評価では、見落とされていることがいくつかあります。まず、Sピアースは超高級品である「ポールアクスありき」であること。シールドチェインは通常の特化武器で行使可能で、コストパフォーマンスは圧倒的に上。次に「ポールアクスにはカードが1枚しか挿せない」ということ。ダメージ倍率の低さ、防御計算式の適用と不利な要素を持つシールドチェインですが、カード枚数分の上乗せでかなりの部分を挽回できます。また、この際「STRを計算式に含めることが出来る」「最も重い盾を所持した上でカードがバンバン挿せる」というのも重要。敵DEFはフロボで減少させることが出来るので、燃費は悪くなりますがスキルでの挽回も可能です。
さらに余談ながら、STR90、DEX50、特化4枚ブレイドのシールドブーメラン*5と、同ステの特化1枚ポールアクスのSピアースをポリンに打ち込んでみると、ダメージではシールドブーメラン*5が上回ります。
……と、「現段階での計算上は」有効であると主張してみました。ただし、これにはいくつか条件があり、完全な仕様が判明していない以上上記はあくまで机上の空論です。上記のような予想図が現実になるためには、以下のような条件が必要になります。

  • ダメージの計算が「シールドブーメラン*5」であること
  • LAのかかり方がSピアースと同様であること
  • カード効果が乗ること
  • ROラトリオ(及び私のおつむ)の計算が合ってること

ダメージの計算式に関しては、シールドブーメランの計算式自体がかなり不利な計算になっているので、正直もっと有利な形になって欲しいですけれども。スキル倍率が乗る前に敵DEF(特に減算)が計算されるのはキツイです。LAに関してはまず間違いなく乗るとは思いますが……カードも同様。また、以下の条件が入れば、上記の予想以上のダメージが叩き出せる可能性もあります。

  • タムルアンカード(SdC及びSdBのダメージが10%増加)の適用
  • さらに重量のある盾の登場
  • 計算式の変更

とまあ色々言ってはいますが、ペア時における火力不足を解消できそうなスキルの登場は素直に嬉しいです。特にVIT型にとっては朗報でしょう。本音を言えば使い勝手の良い範囲攻撃が欲しいところですが、GXの高火力とクルセのコンセプトを考えればおそらく今後も追加はありません。
「GX型の補完スキルであるサクリファイス」
「VIT盾型の火力スキルであるシールドチェイン」
「ヒール型の支援スキルであるゴスペル」
「槍型は……イ?`」
といった感じで、それなりにバランスよく追加されているのではないかと思います。プレッシャーは前提条件からも全てのタイプで使えるスキルなので、今後さらに追加があるとすれば当然槍派生でしょう。AGI片手はそもそも器用貧乏が身上ですので、どれもそれなりに使えます。
……そりゃ、本音を言えばワンハンドクイッケン欲しいですけどね……。
で、こんなこと書いてたらDrop2倍狩りする時間がなくなりましたorz

WEB拍手返信

18時 AGI片手剣クルセはじめてみました!
OK、「始めてみた」のか「そんな珍種初めて見た」なのか。まずはそこを詳しく。

Sorry, comments for this entry are closed at this time.